CES 2025 を振り返る vol.1

CES 2025では、世界中から141,000人を超える参加者を迎え、1,400社のスタートアップを含む4,500社以上の出展企業と、6,000人以上のメディア関係者が参加したという。

今回のCES全体のテーマはやはりAIであった。多くの企業がAIの活用により、こんなに便利になる、こんなに楽になる、こんなに楽しくなるといったテーマを提供していた。

次回CES 2026は2026年1月6日から9日までラスベガスで開催される予定だ。

CES 2025視察、初日はWESTホールを視察した。Westホールはモビリティの未来を牽引する企業が中心。自動運転車から農業、建設、さらには宇宙探査をサポートする車両まで、モビリティエコシステム全体を展示していた。

また、サステナビリティをテーマにした展示も多く見かけた。

AIを活用することで、運転が変わる、自動車内での過ごし方が変わる、そういった未来をいくつも紹介された。

では、さっそく訪れたブースを写真とともに見ていこう。展示社数が非常に多く、一つ一つのブースでしっかりと話を聞くことは難しいために、簡単な紹介になることをご容赦いただきたい。

ご興味がある企業については、当該企業のWebページから「CES2025」と検索して内容を確認いただきたい。

helm.a https://helm.ai/

Helm.ai は、OEM、Tier 1サプライヤー、ロボティクス企業向けに、安全で費用対効果が高く、機能豊富なAIソフトウェアを開発している。

今回のCESでは、車載用のAIカメラを展示。ハンズオフドライブを実現、自動運転L2、L4に対応しているとのこと。2026年にHonda、Volkswagenで採用予定のようだ。

Manta Air https://www.simtechlabs.co/

人が乗って、操縦できるドローン。ノースカロライナでテスト飛行を行った後に、ニューヨーク、マイアミ、ロサンゼルスにおいて飛行が可能となるようだ。

1時間で63マイルの距離を移動できる。金額は2日間のトレーニング費用を含めて30万ドル。ただし、体重は110Kg以下が条件。

TAIYO YUDEN https://www.yuden.co.jp/

太陽誘電株式会社。科学の驚異を通じて、より強く、より社会的に認識するというテーマでの出展。

回生電動アシストシステム「フェレモ™」。丸石、アサヒで採用予定。

AGC https://www.agc.com/news/detail/1208003_2148.html

AGC株式会社。「Next-Gen Mobility(次世代モビリティ)」、「Next-Gen Semiconductor(次世代半導体)」、「Next-Gen Energy(次世代エネルギー)」の3分野を展示。

電気で水電解を行う技術、EV用の被覆材、燃料電池の技術を展示。燃料電池はトヨタのMIRAIに採用予定。

YAZAKI https://www.yii.tech/

4人まで乗れる電動飛行機。垂直に離着陸できる。現在政府の許可待ち。

TADANO https://www.tadano.com/news/2024/241029.html

未来のクレーン技術と建設現場のビジョンを披露。テーマは「安全。毎日、すべての作業で」。

未来の安全なクレーン。AIでコントロールされゆれが少なく、監視カメラを搭載することで、作業中の安全確認も行いながら、自身でメンテナンス要求も行える。さらに、地面を可視化し安全に作業が出来るようになっている。

GENTEX  https://ir.gentex.com/news-releases/news-release-details/gentex-unveil-next-generation-its-dimmable-glass-vision-sensing

世界の自動車、航空宇宙、防火、医療業界向けにエレクトロオプティカル製品を長年提供してきたテクノロジー企業。

ディスプレイ一体型の調光可能なサンバイザー、OLEDディスプレイを搭載したデジタル後方視鏡、ミラー一体型のドライバーおよび車内モニタリングシステムなどを展示。

OSHKOSH  https://www.oshkoshcorp.com/news/2025/01-07-25-technology-for-everyday-heroes

専用車両と機器のリーディングイノベーター。

空港のイノベーションを開発。その高度な自律性スタックを活用して、空港向けの無人貨物取扱機をデビューさせている。この完全電動の自律走行車は、空港ランプの指定された場所間で手荷物を効率的に輸送するように設計されている。デルタ航空等も連携。

クボタ https://www.kubotausa.com/innovation/ces

Agri Concept 2.0、電動および自律型トラクターのコンセプト。ユーザーが手動モード(ハンズオンエンゲージメント)と自律モード(反復作業の効率を最適化する)をシームレスに切り替えられるようにすることで、運用の柔軟性を高める。

スマート自律芝刈り機:芝刈り機の高度な自律性は、GNSS、LiDAR、カメラなどの一連のセンサーによって可能になり、マルチマシンの協調自律性を可能に
Smart Plant Imager:果物や野菜の品質指標をリアルタイムで把握するために設計された革新的なハイパースペクトルイメージングシステム。このソリューションは、熟度、化学組成、水分レベル、欠陥を比類のない精度で分析することにより、生産者が収穫時期を最適化し、作物管理戦略を強化するデータ主導の意思決定を行うことを可能にする。

KOMATSU  https://www.komatsu.jp/ja/newsroom/2024/20241223

CES初出展。月面建設機械や水中施工ロボットなどを展示。

電動化ソリューションとカーボンニュートラルの提案。

SUZUKI  https://www.suzuki.co.jp/ces2025/

小・少・軽・短・美のコンセプトを紹介し、パートナーを探すことを目的に展示。

自動運転の普及を見据えて、ワークモビリティに特化した、安全で、シンプルな小型自動車サイズの自動運転電動台車。

HONDA  https://global.honda/jp/news/2025/c250108a.html

Honda独自のビークルOS「ASIMO OS」を搭載する、「Honda 0 SALOON(左)」、「Honda 0 SUV(右)」を初公開

バッテリーを薄く、空間を広くした。フル充電で300マイルの走行。

P3  https://www.p3-group.com/en/p3-updates/discover-p3s-cutting-edge-android-automotive-platform-at-ces-2025/

Android Automotive OS 車載インフォテインメント エコシステムを展示。

murata  https://www.murata.com/ja-jp/news/event/other/2024/1205

モビリティやコネクティビティの分野を中心に、人々の豊かな暮らしに貢献する技術やソリューション、デバイスなどを展示。

Amazon Automotive https://aws.amazon.com/jp/automotive/ces-2025/

AWS とパートナーが、自動車、輸送、製造、モビリティ業界向けに特別に構築された最新のクラウドサービスとソリューションを紹介。
Capgemini、HCLTech、NVIDIA、Siemens、ZeroLightなどのパートナーのソリューションが展示されていた。

パイオニア https://jpn.pioneer/ja/corp/news/press/index/2934/

通信型車載カメラデバイスとクラウドプラットフォームを連携し、ドライバーモニターや衝突検知、E-call、車両運行管理、事故映像分析をAI技術でサポートする技術なども展示。

SDV(Software Defined Vehicle)時代に向けたサウンド統合プラットフォームを展示。
デジタルミラー型ドライブレコーダー。

通信型車載カメラデバイスとクラウドプラットフォームを連携し、ドライバーモニターや衝突検知、E-call、車両運行管理、事故映像分析をAI技術でサポートする技術なども展示。

日立 https://hitachidigital.com/news/hitachi-at-ces-2025-accelerating-the-power-of-innovation/

デジタルエンジニアリング、ITおよびクラウドサービス、インダストリアルAI、ロボティクスなどの領域など幅広く紹介。

yoshino  https://n-yu.com/news/17497/

箱の中に液体がなく小さな箱ながら大容量実現する電池という、拡張バッテリーを発表

LOTTE Innovate  https://tecrow.com/hitech/lotte-innovate-caliverse-ces2025/

メタバースプラットフォーム「Caliverse」を展示。

日本テレビ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000083.000077859.html

AI自動モザイク「BlurOn」を出展。画像認識AI技術によりモザイク入れ編集を自動化した。
得意のプロ野球放送のソリューションも紹介していた。

ENEOS  https://www.hd.eneos.co.jp/news/release_information/upload/20241210_01_01_0906370.pdf

水素社会に向けた大きな一歩として世界初の技術実証に成功した「Direct MCHⓇ技術」や「合成燃料」・「潤滑油」・「CCUS」の研究開発事例など、カーボンニュートラル社会実現に資する各種技術を展示。
サーバー冷却システム。空気や水ではなく油でサーバーを冷やす技術。
データセンターの省エネルギーを実現する。

植物由来のバイオマス基油を100%使用し、一般的な製品と比較して商品ライフサイクルにおける原料調達から製品出荷までのCO2排出量を大幅に削減。また、高い省エネ性能と長寿命性能を維持したサステナブルな未来を支える潤滑油。

XPENG AEROHT

アジア最大の空飛ぶクルマ会社。インテリジェントビークルと現代の航空を統合し、個人使用のための最も安全なインテリジェントな電動空飛ぶ車の製造に専念している。

初日の視察はここまで。

追記:初日はまだ時差ボケ解消ならないなか、25,000歩を歩いた。

夕食は、全員で「GORDON RAMSAY burger」へ。